2023.01.30公表

目次
  1. パーパス
  2. 山九のあるべき姿
  3. 長期経営戦略2030
  4. 2030年度 数値目標
  5. 戦略投資

当社グループを取り巻く環境は、
人口構造の変化、地政学リスクの増大、
感染症拡大、気候変動やテクノロジーの
急速な進歩など、
これまで以上に変化の速度を増しています。

このような事業環境の中で、
「Vision2030」では、
世の中における当社グループの
存在意義を再認識するために、
新たに「パーパス」を掲げるとともに、
将来の変化を見据え、
2030年における山九グループの
あるべき姿を描き、
それを実現するための方針を策定しました。

1. パーパス

心に「Thank you」を、
世界の産業に山九を。

私たち山九は自分たちを取り巻く様々な人たちへ
常に感謝の念を忘れません。
その想いを分かち合うパートナーとともに、
新たな価値を創造し、
世界の産業とその先にある暮らしを、支え続けます。

理念体系

パーパス
私たちの存在意義を
表現したもの

 

サステナビリティ
基本方針
企業と社会の
持続的発展の
ための
基本方針

 

創業者の精神
私たちの心のよりどころ

経営理念、経営目標

Vision 2030

あるべき姿

長期経営計画
2030

中期経営計画
2026

9つの
行動規範

山九グループ社訓三原則・企業理念/行動規範

社訓三原則 全グループ員が心に刻むべきこと

公言実行
目標を高く掲げ、公にして、それに向かって最大限の努力を惜しまず、実行すること。
自問自答
たえず相手の立場にたって物事を考えること。そうすると独りよがりにならず、物事の正しい姿が見えてくる。
感謝
自分を取り巻く様々な人たちに、常に感謝の念を忘れてはならない。我が社の社名の由来でもある。

+

企業理念/行動規範

経営理念

山九グループが世の中に向けて
約束すること

人を大切にすることを基本理念とし
お客様にとってなくてはならない
存在としての山九を築きます。

そして、社業の発展を通じて社員の
福祉向上並びに社会の発展に貢献します。

経営目標

経営理念の実現のために、
経営が世の中とお客様と
社員一人ひとりに約束すること

  • 地球に生きる者の責任として、
    社会の持続的発展に貢献します。
  • 技術革新に即した、
    最高の価値を提供します。
  • 現場の知恵・努力を大切にし、
    その価値を最大化する人財を育みます。
行動規範

社員一人ひとりが日々の行動の指針として
世の中と会社に約束すること

・9つの行動規範
〜道徳、倫理に基づいた行動に向けて〜

2. あるべき姿

我々が世の中に提供しているサービスのほとんどは、人の力が生み出しています。
まずは、人への感謝として、人を大切にすることを事業で実現します。
安全の確保や労働負荷の軽減、DXや教育による能力の最大化、
多様な人財が活躍できる環境を目指していきます。

また、世の中に最高のサービスを提供し、選ばれ続けることで、
社会への感謝を事業で実現します。
サービスの安全や品質を担保し、少しでも多くの方々の満足や笑顔を増やしていきたいと思います。
その結果として、事業を通じて、社会貢献や雇用創出につながれば、
社会に対する恩返しができると思っています。

そして、地球に生きる者の責任として、
CO2排出削減など、環境保全に貢献し、環境関連の事業にも積極的にかかわることで、
環境への感謝を事業で実現することを目指します。

Vision2030 あるべき姿 Vision2030 あるべき姿

3. 長期経営戦略2030

あるべき姿の実現に向けた長期経営戦略2030の位置づけ

あるべき姿の実現に向けた長期経営戦略2030の位置づけのイメージ画像

あるべき姿を実現するための3つの方針

方針1

事業ポートフォリオのマネジメント&再構築
持続成長を支える経営管理の高度化

将来の事業環境変化に備え、人財・投資を適切に管理し、
経営資源を最適配分する仕組みの構築

  • 経営資源の有効活用を目的とした事業ポートフォリオマネジメント
  • データ活用による経営意思決定の高度化(経営の見える化)

方針2

既存顧客の領域拡大(ビジネスモデル革新)
産業構造変化を支えるサービス変革

最新技術の活用による生産性向上と
新たな付加価値サービスの構築

  • 現場の知恵とテクノロジーを融合した事業モデルの構築(DX)
  • サービスの付加価値創造(人にしか出来ない作業の追求)

方針3

成長市場への挑戦
社会への持続的成長を支える事業展開

ソリューション力を高め、社会課題解決への対応力強化

  • 山九グループの強みを活かした新規事業創出
  • 海外(グローバル)展開の強化
  • グリーン成長戦略の強化

あるべき姿を実現するための3つの方針のイメージ画像

4. 2030年度 数値目標

財務指標

 

2026年度

2030年度

売上高
  • 6,300億円以上
  • 7,000億円以上
営業利益
  • 6.7%以上
  • 8.0%以上
海外売上高
成長率
  • 25%UP(2021年度比)
  • 65%UP(2021年度比)
ROIC
  • 8.0%水準
  • 10%水準

非財務指標

 

2026年度

2030年度

CO2排出量削減
  • 18%減(2020年度比)
  • 42%減(2020年度比)

(Scope1,2、単体及び国内連結子会社)

女性管理職比率
  • 9.5%
  • 11%

投資計画

 

2023~2026年度
累計額

2023~2030年度
累計額

成長投資額
  • 1,000億円規模
  • 1,600億円規模
人財投資額
  • 150億円規模
  • 300億円規模