山九を動かす人たち Members

社員インタビュー

国際的な活躍を見据え
物流業界にチャレンジ

●世界への想いを胸に

主に土木について学んでいた学生時代は、鉄道や不動産などに興味を持っていました。ただ、インフラ業界だと働く地域が限定されることが多い。私の場合は国内の一地方で働くというよりは、「よりグローバルな舞台で働きたい」という気持ちがありました。そこで海運も視野に入れて物流業界を調べているうちに、山九のことを知ったんです。同じく内定をいただいていた他社に比べて「研修(機工マスターコース)の期間が長く、内容が充実している」という点も、山九を選ぶ上で大きな決め手となりました。

●ベトナムで得た達成感

2014年度からは海外プロジェクト部に所属しています。ベトナムに3か月間滞在して工場の新設工事にも携わりましたが、建屋と基礎しかなかった場所に配管や制御盤、モーターなどが据えられ、それらが動き出した時には大きな達成感を得ることができました。今後はもっと多くの国へ行って、国際的な企業としっかり仕事ができるように成長していきたいです。

1年間に及ぶ研修で
基礎技術・知識を習得

●多様な現場を経験

機工系の社員は錬成館での3週間の新入社員研修を受けた後、機工マスターコースというカリキュラムへ進みます。ゴールデンウィーク明けには1度目の現場研修があり、私の場合は1か月半ほど北九州市の戸畑にある大手製鉄所の圧延工場へ赴きました。それから約半年間は座学でプラントを支える架台の構造計算などを学び、2度目の現場研修として、茨城県ひたちなか市での石炭火力工場の増設工事と三重県鈴鹿市での装置の海外移設工事を経験。また少し座学がありまして、3度目に山口県周南市などの石油化学系の工場に関わる現場で 研修を受けました。

●選べるカリキュラム

3度の現場研修では「鉄」「各種プラント工事」「化学」の順に業務を学んだのですが、これは人によって順番が違います。1度目が「鉄」というのは皆が同じで、2度目に「各種プラント工事」と「化学」のうち、それぞれの配属希望に関わる現場に行くんです。「鉄」に進みたい人も、順番はともかく、2度目と3度目で「工事」と「化学」の現場を経験します。このように、配属を決めるまでに多くの現場を見ることができる研修内容になっており、実践的な課題に取り組むこともできるので、非常にやりがいがありましたね。

着実に経験を積み
世の中を支える人材に

●いよいよ実際の業務へ

機工マスターコースを修了した直後の2年目は、東日本の工事事務所に所属し、富山で天然ガスパイプラインの工事管理に携わりました。具体的な業務内容は、土木分野の穴を掘る作業やパイプ溶接作業などの進捗具合を見ながら、作業手順の調整を行うというもの。最初は運転手とオペレーターによる運搬の管理だけを担当していたのですが、次第にほかの作業との関係性をつかめるようになり、仕事の幅を広げていくことができました。その後、2か月の異業種研修を経て、現在の部署に駐在しています。

●確かな成果を実感

国内外のいろんな場所へ行けるというのも、山九で働くことの大きな魅力だと感じています。それは私が、親の仕事の都合で幼い頃から海外を含む各地を転々としていたせいかもしれません。また、自分が建設に関わった工場のタンクが首都高から見えたりもするんですよ。そこを通る時は「世の中を支えることに貢献できているんだな」と、密かに誇らしく思っています(笑)。