山九を動かす人たち Members

社員インタビュー

物流プランを提案

●少年期に海外を経験

父親の仕事の関係で、小学4年生から中学1年生までの期間を、オランダのアムステルダムで過ごしました。その際、何事においてもダイナミックで、多様な属性の人々を受け入れる向こうの文化に刺激を受け、「将来は海外で働きたい」と考えるようになったんです。ですから就職活動の際は、海外配属のチャンスが多分にある山九に興味を持ちました。物流業界を志望したのには「形あるものを扱う仕事で社会に貢献したい」という思いもありました。

●多様なニーズに応える

現在、担当しているのは国際物流を扱う乙仲・通関。陸・海・空の様々な輸送手段(鉄道、トレーラー、飛行機、船)を組み合わせて、顧客のニーズに沿った物流プランを提案・提供することが主な仕事です。例えば「急いでいるけど、費用にもこだわりたい」という要望があれば、空輸ではなくて最速の船便を手配するなどしています。

知識と判断力が
最適化を実現する

●コスト削減に妥協なし

顧客の多くはメーカーであり、物流を請け負う私たちには、常にコストの削減が求められます。ある時、北米に向けてコンテナで輸出をする案件において、貨物を固縛するラッシングという作業で、必要以上に厳重な方法で固縛されていることが分かりました。かつて北米において鉄道で輸送していた際の名残りなのですが、輸送方法が変わって不要になった後も残り続けていたんです。そこで顧客や上司と相談しながら適切な方法に変更し、資材費やラッシング費など、1件あたり数千円のコストをカットすることに成功しました。

●適切な申告のために

通関従業者として輸出入に際して税関へ提出する申告書を作成するのも、大切な仕事のひとつです。申告するのは貨物の種類や数量などで、取り扱う貨物が、細かく振り分けられた品目の中のどこにあたるのかを的確に分類します。曖昧なものも多くてなかなか難しいですね。ただ、山九は税関から「AEO事業者※」に認定されていて責任も重大なので、ミスはできません。
※ Authorized Economic Operator:セキュリティ管理とコンプライアンスの体制が整備された者として税関長の承認を受けた事業者。簡易な税関手続を行えるなどのメリットを持つ。

課題を乗り越え
次のステージへ

●資格取得も目標

いまは実際に税関への申告業務を行うために必要な通関士の資格の取得を目指しています。「関税法」「通関業法」「通関実務」と3科目の試験があり、通関実務が少し苦手なので勉強中です。また、港湾物流は港湾荷役、倉庫、そして乙仲・通関に大別されるのですが、前にいたグループでは港湾荷役に従事していたので、残る倉庫業務を経験したいという希望もあります。港湾物流に関する一通りの知識を得れば、海外でも通用する人材になれると考えているんです。

●地域貢献を実感

山九はレクリエーションも盛んで、北九州支店と八幡支店が合同で開催する夏祭りは恒例行事の1つです。外部からでも気軽に参加できるオープンな雰囲気の祭りで、毎年、多くの人が集まります。各支店の様々なグループが店を出すのですが、去年、私はかき氷を担当しました。最後に打ち上がる花火を見ながら、ここまで地域貢献を実践できる会社はなかなかないって感じましたね。