機工事業

施工管理者とは

Site Supervisor

現場を束ねる
「産業の司令塔」

巨大プラントの建設やメンテナンスは、多くの人と技術が関わる大規模なプロジェクトです。その中心となり、計画から完成まで現場を動かしていくのが施工管理のお仕事です。多くの関係者と連携しながら、工事全体をマネジメントし、プロジェクトを成功へと導いていきます。

施工管理者の仕事

Work

施工計画の策定と顧客パートナーシップ

プラント設備の建設・メンテナンスにおいて、施工計画の策定や予算管理を行うほか、顧客である電力会社や各種メーカーの担当者、ゼネコン、エンジニアリング会社と綿密な打ち合わせを重ねます。
当社では、要求された施工計画を実現するだけでなく、「どうすれば工事計画を最適化できるか」「最も安全な施工方法は何なのか」といった観点から、付加価値のある提案・計画を行うことが求められます。

現場における「安全・品質・工程」の徹底管理

現場では、時に数百人から数千人規模のメンバーを指揮し、広範囲にわたって多種多様な工事が同時に進行します。そのような中、天候やさまざまな要因によって工程は日々変化します。ひとつの遅れが全体の遅れにつながり、プロジェクトの成否に大きな影響を及ぼします。
施工管理者は、プロジェクト全体の中の一工程を担い、常に現場の状況に目を配り、メンバーの変化や作業品質、工程の進捗を的確に把握します。そして「仲間を守る」という責任のもと、安全を最優先に、品質・工程を徹底して管理していきます。

専門技術と特殊機材のコーディネート

「準備が8割」と言われるように、プラント建設や大規模メンテナンスの成功は、綿密な計画と事前準備(段取り)で大きく左右されます。施工管理者は、工事全体を見据え、要員数や工事手順、使用する重機・資材などを計画していきます。その上で、現地調査、要員確保、重機・資材の手配、さらにメンバーの宿泊施設や現地事務所の設営など、多岐にわたる準備を進めていきます。特に重要なのが要員の確保です。社内外と連携し、信頼できるメンバーを編成していきます。
準備が整えば、いよいよ作業開始です。基礎工事、構造物の建設、配管工事、機器の補修・整備など、多様な工事を進めていきます。試運転を経て無事稼働すれば、プロジェクトは完遂となります。

現場の司令塔として

施工管理者は現場の司令塔として、プロジェクト責任者を支える重要な役割を担います。安全・品質・工程・予算といった各種管理に加え、関係各所との調整など、業務は多岐にわたります。

施工管理者のやりがい

産業の心臓部を動かす、
ダイナミックな指揮官

施工管理者は最前線を指揮する現場のプロジェクトマネージャーです。若手から大規模なプロジェクトを任され、リーダーシップやマネジメント能力を早くから磨くことが可能です。
そして最大のやりがいは、地図に残るような建物やインフラといった社会貢献性の高い「日本の産業インフラ」を自らの判断と裁量で支えているという誇りを感じられることです。

仕事の流れ

Work Flow

01 受注・計画策定 02 準備・調達 03 着工・搬入据付 04 工程・品質管理 05 試運転・竣工

01受注・計画策定

横断的な計画策定

グループ内の様々な部署やパートナー企業と打ち合わせを重ねながら、工事計画や予算を策定し、お客様へ提案します。プラントでは、作業スペースに制約があったり、経年によって図面と現状が異なるケースも少なくありません。
こうした課題に対して、最新のDX技術も活用しながら解決策を導き出し、最適な計画を立案します。


02準備・調達

全国のネットワークから、最強のリソースを集結させる

工事開始に向けた環境づくりが「準備」、工事に必要な人員や資機材を確保するのが「調達」です。準備には、足場の組立や現地事務所の設置といった事前工事に加え、各種許可申請などの手続きも含まれます。
調達では、クレーンなどの重機をはじめ、現場で作業を行うメンバーの確保、鉄骨や足場、建設する設備の発注まで幅広く対応します。これらを確実に揃えることが、プロジェクト成功の鍵を握ります。


03着工・搬入据付

数百トンの設備が動く、緊張と迫力の瞬間

工事の最初に行うのが、準備工事や基礎工事といった土木工事です。
まず、地盤の調査を行い、その結果をもとに地盤の造成・改良を実施し、杭を打つなど地盤の強化を行います。その後コンクリートの打設や鉄筋を配置するなどして安全で強固な基盤を造成します。


04施工・品質管理

据え付けた設備に「命」を吹き込む

土木工事が完了すると、いよいよ建設・工事が始まります。新設工事では、構造物の建設や生産設備の輸送・据付を行い、ベルトコンベアなどの付帯設備の工事も進めていきます。設備の重量によっては、ユニットドーリなどの特殊車両やパワーリフトといった機材を使用し、慎重に据付を行います。
一方、メンテナンスでは、既存設備の補修や整備などを行い、設備機能を維持し、安定稼働を支えます。施工管理者は、作業品質の確認に加え、進捗状況を把握しながら、各工程のスケジュールを管理・調整します。


05試運転・竣工

竣工、そして操業のパートナーに

すべての建設・工事が完了すると、試運転が始まります。設備はミリ単位、場合によってはミクロン単位の精度で据え付けられており、わずかなズレが性能に大きく影響します。これまでの作業品質の結果が、ここで明らかになります。試運転が問題なく完了し、プラントが稼働を開始すれば、施工管理者の役割は一区切りとなります。
しかし、私たちの役割はそこで終わりではありません。操業支援やメンテナンスを通じて、プラントが稼働し続ける限り、その安定運営を支えていきます。