環境/environment
ステークホルダーとの対話と価値創造
山九グループは、環境課題に対してステークホルダーとの対話を重視し、共に価値創造を進めています。多様な活動を通じて社内の環境意識向上に取り組むとともに、環境関連の外部評価を受けることで取り組みの実効性を高め、持続可能な社会の実現を目指しています。
社員への環境教育
環境への継続的な取り組みにはトップマネジメントの強い想いと同時に社員の意識・知識の向上や関連するステークホルダーの理解と協力が不可欠となります。そのため全社員の環境への意識を醸成するべく毎年全社の教育プログラムに環境教育の項を設けており、社員の階層に応じた教育を実施しております。
- 教育風景および直近の教育実績(受講者数)
自主監査と環境パトロール
毎年6月を全社環境月間と定め、各拠点で支店長および支店環境担当者による環境自主監査を行っています。監査にあたっては指定のチェックリストを基に行い、その結果は年度下期の環境会議で報告され、更なる推進を図っています。また各部支店や関係会社での環境関連法令への対応状況の確認や現場の環境対応への支援を目的に毎月環境パトロールを実施しています。パトロールには労働組合役員も参加し、労使が協調した環境活動を展開しています。
従業員へのサーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブ勉強会の実施
2025年7月から9月にかけ、山九グループ内従業員に対し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)、ネイチャーポジティブ(自然再興、生物多様性)を学び、考えるための勉強会を実施いたしました。外部の有識者講師を招き、我々の置かれている現状の環境的な側面をサーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブというキーワードを軸に学び、環境と経済活動を両立させることを参加者間で考える、有意義な会となりました。
意識啓発活動
職場や家庭での環境意識の啓発を目的に、春には環境月間ポスターコンテストを、秋には緑のカーテンコンテストを毎年継続して開催しています。加えて、「eco検定(環境社会検定試験)」の受験を推奨し、2024年度時点で918名の検定合格者を排出しています。
東京都中央区Team Carbon Zeroとの協力
東京都中央区でゼロカーボンを目指すTeam Carbon Zeroと食堂のLEOC社と協力し、2024年6月に山九本社社員食堂にてミートフリー(肉を使わない)メニューを提供いたしました。食を通じ温室効果ガス削減への取り組みに挑戦しています。
※Team Carbon Zero…東京都中央区内の中高生・20代有志で、ゼロカーボンを目指すチーム。
※ミートフリー…肉を使わない食事の事です。世界の温室効果ガス排出量の内、約2割が畜産由来とされています。豆腐と比較して、牛肉の生産には約22倍、豚肉は4倍、鶏肉は3倍の温室効果ガスが排出されています。
CDP
当社は、2025年2月、国際環境非営利団体のCDPの「気候変動レポート2024」において、前年の「B-」よりスコアをあげ、マネジメントレベルの「B」と評価されております。
環境大賞
当社は、2024年、一般社団法人日本物流団体連合会の主催する物流環境大賞において2案件で特別賞を受賞いたしました。本賞は、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献した団体・企業、または個人を表彰し、環境施策をより一層推進することを目的としたものです。
「環境大賞」
2012日本パッケージングコンテスト 電気・機器包装部門受賞 通い箱
お客様と共同開発をした折り畳み式通い箱の活用により、輸送時の段ボール運用を廃止し、資材廃棄量の大幅削減に寄与しています。また、トラックサイズに合わせた専用パレットを含むサイズ設計、RFIDタグ搭載、バケットのまま中身をピッキング可能とする扉式の構造などにより、ユニットロード化・自動化を実現しオペレーションの作業効率を大幅に向上しております。