桝本 泰功

鉄鋼メーカー構内で
操業管理のエキスパートに

関西支店 生産物流グループ 係長
桝本 泰功 2009年入社

PEOPLE INTERVIEW
01 入社理由
サークルで芽生えた「社会を支えたい」
という気持ちが今に活きています

大学のボランティアサークルで、途上国の子供たちへ文具や衣服などを届ける活動に携わった経験から、必要な人や場所に物資を届ける物流の仕事に興味を持つようになりました。山九のことは就職活動に入るまで知りませんでしたが、就職説明会でタイからラオス、ベトナムをわずか3日間で結ぶ陸上輸送サービス「東西回廊」など事業の話を聞き、スケールの大きな山九の物流事業に魅力を感じて入社を志しました。私はBS事業の配属となりましたが、新入社員研修で担当されていた先輩社員から「産業・社会を支える仕事。現場の課題を見つけ改善していくのは面白い」と熱を込めて語られ、BS事業への興味がふつふつと湧いてきたことがきっかけです。

02 現在の仕事
鉄鋼メーカーの生産ラインを任され
生産性向上に取り組む

私が携わっているのは、業界で「オペレーションサポート」と呼ばれている仕事。お客様企業の工場に常駐して生産ラインの操業に携わるもので、現在は鉄鋼メーカーの生産ラインを担当しています。山九の場合はただ生産ラインを動かすだけではなく、現場の課題の解決や設備の保全なども行い、生産計画を達成する責任を担っています。そのため、お客様企業との関係が非常に近いのが特色。何年にも渡って一緒に仕事をしている方も少なくありません。お客様とは半年おきの会議で全体的な課題を設定し、月1度の進捗確認、週2回の朝のミーティングなどで状況を共有して改善に取り組むほか、現場担当の方とは日々、顔を合わせます。そうした機会に課題を聞き出す質問力やヒアリング力、課題の解決を導き出す提案力、それを実現する実行力が求められる仕事です。

03 私の成長
文系出身の私が
鉄鋼業界のプロフェッショナルに

私は文系学部出身のため、最初は鉄鋼に関する知識が全くありませんでした。1年目の研修で基本的なことを学んだ後、実際に現場の第一線に立ち、先輩や各部署の人々のサポートを受けながら実践的に仕事を覚えていきました。山九は、そうした社員の成長を後押しする仕組みが確立していると思います。管理業務では、工場の操業をはじめ安全対策や収支管理、労務管理など運営全般を手掛けるため、生産に関する幅広い知識や対応力が身に付きます。また、課題解決に当たってお客様に新たなご提案を行うことも多いため、プレゼンテーションスキルも向上しました。

04 エピソード
現場の負担を減らすために
アイデアを形にする

2年前、ボルトや産業機械部品などの材料となる「棒鋼」の検数方法の改善に取り組みました。正確な検数は品質保証のために重要ですが、それまでは数百本が束になった棒鋼を人の手で数えており、手間と負担が大きな作業でした。それを効率化するため、束の端面をデジタル撮影してAIで計数するシステムを提案。新規投資の必要があり、お客様は当初積極的ではありませんでしたが、お客様へ品質や生産効率の向上につながることを粘り強く交渉し、導入を実現。一束あたり数分かかっていた作業が10秒ほどで出来るようになりました。その後もシステムにも改良を加え、タブレット端末で撮影した画像を構内事務所のPCで確認する遠隔作業も可能となりました。品質向上と現場作業の負荷軽減となり、今回の取り組みに関してはお客様からも高い評価を頂き、長年の苦労もあったため、大きく遣り甲斐を感じています。

ONEDAY SCHEDULE
ある1日のスケジュール
05 学生へのメッセージ
現場での経験をベースに
個人が成長できる会社

山九は、新入社員でも会社を代表する担当者として現場の最前線に立ち、現場の方々と切磋琢磨しながら自分のスキルを磨いていきます。この経験で文系の私でも、工場の操業や安全・衛生についての知識、操業管理のスキル、コミュニケーション力など、多くの技能を身に付けることが出来ました。入社時の研修をはじめとした人財育成の体制も充実しており、出身学部に関係なく、入社当初から仕事に必要なスキルを学べる環境にあると思います。

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